全寮制の中学部・高等部(本科・専攻科)8年制特別支援学校

学校紹介

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先生の紹介

中学部担任

 中学部では、入学するとまずは学校の生活に慣れることを第一に、教職員と一緒に生活、体育の基礎を身に付けていきます。初めて寮生活をし、家族と離れて過ごすので、寂しい気持ちがあり、時には泣いてしまう子どもたちもいます。しかし、クラスや学校のみんなと協力し合いながら寮生活や授業を行うことで、少しずつ生活にも慣れていきます。保護者の方もお子さんと離れて過ごすことに不安があるかと思いますが、安心して学校に送り出せるよう学校の様子を伝えるなど、連絡を取りながら過ごしていきます。

 生活の手順や体力が身に付いてくるには繰り返し行うことが大切です。初めはわからないことばかりなので、時間を掛けながら手を添えたり、声を掛けたりと一緒に行っていく、諦めずに最後までやりきることを続けていきます。そして、できなかったことができるようになった喜びを共感していくことが成長の第一歩だと思っています。中学部の3年間で基礎の土台を築いていけるよう、引き続き指導に当たっていきたいと思います。


高等部担任

 私が光の村に就職して10数年となります。光の村についても、知的障害についても、ほとんど知識のない状態からのスタートでした。一番の特徴は全寮制であることだと思います。起床から掃除や作業、食事、入浴、そして就寝までを仲間たちと過ごし、集団生活の基礎を学んで、立派な社会人を目指します。早い生徒は中学1年生から親元を離れての生活を経験することになりますが、体だけでなく心も大きく成長する様子を感じることができます。何事においても助けてもらうのではなく、小さな成長を積み重ね、できることを増やしていきます。適切な目標を設定するために、生徒の持っている力を見極めることは難しいですが、定めた目標を達成するために「最後までやり切る」という方針も光の村の特徴の一つだと思います。

また、体作りについては、歩く学習から始まり、高等部3年生ではトライアスロンやフルマラソンに挑戦することも目標に、一日8時間を働くための十分な体力を目指します。これまで多くの生徒たちを見てきましたが、家庭と学校とで生徒の課題を共有して指導に当たることで、大きく成長する姿を見てきました。学校ではできるが、家庭では改善されないということがないように、保護者の方と連携して今後も指導に当たりたいと思います。