Sさん2002年 中学部入学
2008年 高等部卒業
雄大な自然に囲まれた中で、生き生きと活動している生徒に感銘を受け、入学させていただいた日が、昨日のように思い出されます。
自閉症の息子はこだわりが強く、環境の変化に対応する事が困難でした。偏食もひどく入学当初は食べない大変な子だったと思いますが、数週間後帰宅時には、完食し、偏食は改善されていました。寝食を共に生徒をみていただいている先生方の卓越した指導力を実感しました。
日常生活での日常生活での熱い教えにより、身辺自立もできました。
マラソン等の体力強化に対しても、根気強く指導していただきました。
思い出は数々ありますが、高3での宮古島トライアスロンでは、全員がワンチームとなり完走できた事が、家族にとっても大切な財産となっています。
息子が今日落ち着いて過ごせているのは、光の村での学校生活があったからと、感謝の気持ちでいっぱいです。
Kさん2013年 中学部入学
2019年 高等部卒業
自閉症と診断された長男ですが、小さいころから多動で、目が離せず、下の妹達よりも手がかかる生活でした。小学校高学年になると、思い通りにならないと、奇声をあげる、泣く、物に当たる、母や妹達を叩く・・・本人の顔色を窺うような生活に、このままではいけないと光の村にお世話になることに決めました。
親元を離れての生活に、入学当初は学校でも家庭でも泣き叫んだり、物を投げたりしていましたが、「泣かずにやることはもちろんだが、泣いても最後までやり抜くこと大切」と、先生方は本人にも親にも毅然とかかわってくださり、本人も親も徐々に生活の様子が変わっていきました。家庭学校中は洗濯、掃除などを賄ってくれるので、「お兄ちゃんがいると家がきれいになる。」以前は怖がっていた妹達が認めてくれるようになりました。
現在はグループホームから、B型作業所に通所、隔週末帰省で過ごしていますが、帰省中は変わらず家事などを担い、家族の役割を果たしてくれています。全て光の村のおかげです。